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「鋼の錬金術師」=『メリッサ』
なんて、思ったりしてた。

ごく初期だけをかじっていた自分勝手なイメージ。

イメージだけが独り歩き。
歌詞を全然知らなかった。

だから、
今日、初めて聴いてびっくりした。

なんだ? あの歌詞っ!!

「君の手で 切り裂いて  遠い日の記憶を
 悲しみの 息の根を止めてくれよ
 さあ  愛に焦がれた胸を 貫け」

未練が断ち切れないから
とどめをさしてほしいってこと??

そんなの自分で何とかしろ・・・と言いたいが
その気持ち、分かる気がする。

「残酷さ」は、美しさをまとうことでグッと絵になる。
だから、『悪魔』の役は、女性の方が魅力的・・・なのかな?
意外にこの役、男には難しい。
女性に比べて、男ってやつは切り替えが下手なんだ。
「かつて」であっても、
想っていた相手に冷たくするなんて、できないよ・・・。


「君の手で 鍵をかけて  ためらいなどないだろう
 間違っても 二度と開くことのないように
 さあ 鍵の落ちる音で 終わらせて」

~間違っても 二度と開くことのないように~
このフレーズが非常に切ない。
相手にとどめを刺されないと心の整理がつかないほど
未練タラタラなのに
自分でここまで語るというのは、
それなりにこのことと向き合って
もうすでに今までに何度か
悲しみに頬を濡らしているのではということが
想像できる。



「救いのない 魂は 流され消えてゆく
 消えてゆく瞬間にかすかに光る
 今 月が満ちる夜を生み出すのさ」

訪れた暗闇はすべてを静寂で包み込む。
顧みられることのない骸の目じりで涙が光ろうとも
不必要なざわめきで眠りを妨げられることはない。
「無」に帰すことで、かつて存在していたという事実のみが
祝福を受ける。
そう、ほんのささやかな祝福を・・・。
そして、本当に形を失うのだ。
そして、存在したという記憶の断片さえも完全に消え去る。
本当の「死」が訪れるのだ。

夜空に浮かぶ月だけが
その悲しみに涙する。
さてさて、月は何をそんなに憂いているのか。
他の者は、その所以を誰一人として知らないのである。
  

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HN:
東山
性別:
非公開
自己紹介:
海月くらげさんにプレゼントしていただいたイラストです。
「リコーダーで音を外す学ラン新一」
ぼくのキャラにぴったりです(笑)。
ありがとうございます!!