2007/08/26 21:10:23
インターネットショップで
初めて買い物してみました♪
お支払いは、コンビニで☆
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くーまん)「何を買ったでふか??」
東山)「くーまんの後ろにある、甘くておいしいものだよ♪」
くーまん)「(もしかして、おかしのおうち!?)
それは、いいでふね☆
ぼくにもちょーだいでふ♪」
東山)「もちろんだよ!
もしよかったら、ぜーんぶくーまんに
あげるよ。」
くーまん)「ほんとうでふか!!
ありがとうでふ♪」
配達の人)「ピンポーン♪
お届け物でーす。」
東山)「はーい☆ ご苦労様です!」
配達の人)「こちらに認印を・・・、
では、ありがとうございましたぁ。」
東山)「ありがとうございました!!」
くーまん)「すごくはやいでふね♪
このはこのなかに、あまくておいしいものが・・・。
はやくあけようでふ!!」
東山)「待って待って!
お母さんが、『私が帰ってくるまで開けちゃ駄目よ!』って
言っていたから、
お母さんが帰ってくるまで駄目だよ!!」
くーまん)「そんなぁ・・・」
グゥ~
くーまん)「(おかあさんは、いま
おかいものにいっているでふね。
ひがしやまくんのおかあさんは
おかいものがながいから、
まだまだかえってこないでふ・・・
ああ、おなかがすいたでふ。
このなかには
あま~い、あま~い、おいしいものが
はいっているというでふに、
たべられないなんて・・・!!
おかしのおうち・・・、
きっと、
ちょこれいとのどあに
びすけっとのかべぇ・・・
みんな、みーんなたべたら、
おくちのなかも、おなかのなかも
しあわせいっぱいでふ♪)」
くーまん)「ねえ、ひがしやまくん、
おかしのおうちって、なにでできているでふかねぇ?
・・・どあは?」
東山) 「きっと、チョコレートだよ!!」
くーまん)「じゃあ、かべは??」
東山) 「ビスケットじゃない??
窓は、きっとアメでできていると思うよ♪」
くーまん)「もう、ぼく、まてないでふ!!
ひがしやまくんがあけないなら、
ぼくがあけるでふよ!!」
東山)「駄目だってば、くーまん!!」
ビリリッ!!
東山 )
くーまん)「うぁー(汗)!!」
サラサラサラ・・・
くーまん)「えっ?えっ?
どうして??
なかはおかしのおうちじゃなかったでふか?!」
東山)「ん?
中に紙が・・・。」
くーまん)「おてがみでふか?
よんでほしーでふ!」
東山)「えっとね、・・・
『これは、よい子のための魔法のお菓子です。
お母さんのいい付けを守って
おりこうさんに待っていられたよい子には
ドアがチョコレート、
壁はビスケット、
窓はアメ、
ソファはどら焼、
そして煙突からはワタアメが湧き出る
お菓子のお家が届くでしょう。
・・・、しかしお母さんのいいつけが守れずに
待っていられなかった悪い子には、
山のような砂糖だけが届くでしょう・・・。
その砂糖をなめれば、
働きアリのように、
毎日コツコツ頑張るお母さんの気持ちが
分かるでしょうね!!』
・・・、だって。」
くーまん)「え~ん、え~ん★
ぼくのおかしのおうちがぁ~・・・」
東山)「どうしよう(汗)。
お母さんに言われていたのに・・・。
こぼれちゃったの、何とかしなくちゃ(^-^;)」
くーまん)「そうじきがいいでふよ!
ぼく、もってくるでふ!!」
東山)「助かるよ!よろしく☆」
ブ~~~~~ン!!
東山)「ふぅ。とりあえず、
こぼれちゃった分は、これでよし。
後は、袋の中に残った分・・・」
くーまん)「よいしょ、よいしょ。」
東山)「くーまん、何してるの?
残った袋の中身、どうする気??」
くーまん)「かくしちゃうでふ!!
みつかったら、おかあさんに
おこられちゃうでふ(汗)。」
東山)「何言ってるの?!
今日届くのは、お母さんも知ってるんだよ?
それに、届くはずのものが届かなかったら、
お母さんも不思議がるよ!
それに、後でこの袋が見つかったら、
もっと、もーっと、怒られるよ!!
それでもいいの、くーまん??」
くーまん)「そっ、それはこまるでふ。
どうすれば、いいでふかねぇ・・・」
東山)「・・・怖いけど、正直に言うしかないんじゃない?
約束破って開けちゃったこと・・・」
くーまん「うーん、それしかないでふかねぇ・・・」
キキィー、・・・カシャン☆
くーまん「あっ!おかあさんのじてんしゃのおとでふ☆
どうしようでふ、どうしようで・・・」
母さん)「ただいま~!
ああ、暑い暑い☆」
タッタッタッタ・・・
くーまん)「お母さん、りょうてににもつ
おもたそうでふ。
それに、汗びっしょり・・・」
東山)「今日の晩御飯のために、
お野菜やお肉を買ってきてくれたんだよ。
暑い中、自転車で行くから、
大変なんだろうね・・・。」
母さん)「ジュースやお菓子も買ってきたよ!
おやつにしましょうね♪」
くーまん)「あっ・・・」
東山)「・・・うっ、うん・・・」
母さん)「あっ、そういえば
届いた?」
東山)「そっ、そのことなんだけど、
実はね、・・・その・・・
約束破って開けちゃったんだ・・・」
母さん)「えぇ、あれほど言ったじゃない!」
くーまん)「ぼっ、ぼくがいけないでふ!
ぼくがふくろをやぶっちゃったでふ!!
ひがしやまくんは、だめだっていってたでふ!!!
でも、ぼく・・・、おかしのおうち、
はやくたべたかったでふ!
だからあけちゃったでふ!
ほんとうに、ごめんなさいでふ・・・」
母さん)「おかしの、お家・・・??」
くーまん)「よいこにだけとどく、おかしのおうちでふ。
でも、くーまんがおかあさんのいいつけを
まもらなかったから、
おさとうになっちゃったでふ。
くーまん、ほんとうにいけないことしたでふ!
くーまん、どうしたら・・・」
母さん)「本当に!待てないなんて、いけない子ね!!
・・・でも、よく正直に言えたね☆
それが、とっても嬉しい!
今回は、正直さに免じて許しちゃう♪」
くーまん)「ほっ、ほんとうでふか?
ありがとうでふ!
ほんとうによかったでふ!!」
母さん)「あはは☆
安心したら、お腹がすいたでしょ?
おやつは、何が食べたい??」
くーまん)「ちょこれいとのどあと、
びすけっとのかべと、
あめでできたまどと、
ふわふわどらやきのそふぁ、
そしてそして、もくもくわたあめが
たべたいでふ!!」
母さん)「まあ、何て素敵なお家でしょうね!
ねっ、東山・・・くん?!」
東山)「そっ、そうだね・・・」
母さん)「そうだ!・・・そのお家、
東山君に作ってもらいましょう・・・!」
東山)「えっ、お、お母さん??」
母さん「今から東山君はお買いものに行ってくるから、
その間に、お母さんがくーまんにホットケーキでも
作ってあげましょうね♪」
東山)「え~!僕もホットケーキ、食べたいよぅ。」
母さん)「いい?
今すぐ、ドアの材料になるチョコレート、
壁の材料になるビスケット、
窓になる飴、
ソファーになるどら焼、
そして、煙突から出てくるわたあめ、
買ってらっしゃいね!!!」
東山)「そっ、そんなに?!」
母さん)「・・・、いいわね??」
東山)「はっ、はい(汗)。
了解いたしましたぁ!!」
シャ―――――!!!
◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆
父さん)「おう、ただいま!
頼んでおいた例のやつ、
届いているか??」
くーまん)「(えー!!
おかしのおうちをたのんだのって、
おとうさんだったでふか?!
おとうさん、いがいにメルヘン?!!
・・・って、ちがうちがう☆
これはたいへんなことになったでふ・・・!!
おこられたら、すっごくこわそうでふよ(泣)。)」
母さん)「ええ。でも・・・」
ズルズルズル・・・
ズルズルズル・・・
父さん)「ん?何の音だ??」
くーまん)「はっ!!」
※くーまん、隠ぺい工作2回目。そして、失敗に終わる・・・
父さん)「あっ。それだな。」
母さん)「くーまん、持って来てくれたの?
ありがとう。」
くーまん)「・・・そっ、そうでふぅ・・・
もってきてあげたでふよ・・・。
どどどっ、どうぞでふぅ。」
父さん)「ん??・・・、これ・・・」
くーまん)「あぁーーー!!
おとうさん、ごめんなさいでふ!!
おとうさんがちゅうもんしたおかしのおうち、
おさとうにしちゃったのは、ぼくなんでふよ(泣)。
ひがしやまくんに、あけちゃだめっていわれたのに
ふくろをあけちゃったから、
まほうがとけちゃったでふ!
・・・ほっ、ほんとうにごめんなさいでふ★」
父さん)「お菓子のお家・・・??
魔法が解けた!?
わははははっ!!!
約束が守れなくて、
お菓子のお家が崩れちゃったのか!?
それは、残念だったなぁ!!」
くーまん)「わらいごとじゃないでふ!!
ぼくはしんけんにあやまってるでふよぉ!!!」
父さん)「おぅ、おぅ、それはすまないな。
でも、安心していいぞ!!
この砂糖は、
これで十分、魔法の粉なんだから☆」
くーまん)「??? どういうことでふか??」
父さん)「これはな、『ト○ハロース』っていう
砂糖の一種でな、
これを飲むと、新陳代謝がよくなって
若返り効果があるんだよ!」
くーまん)「しんちん・・・?? なんでふか?」
父さん)「う~ん、もっと噛み砕いて言うとだなぁ、
『体が早いスピードで生まれ変わって
10歳若くなるのさ!」
※ただし、効果に個人差があります・・・
くーまん)「!! それは、すごいでふね☆」
母さん)「へぇ~! それは初耳だわ☆
私が飲んだら、ピチピチの20代だわねぇ。」
くーまん)「それは、いいでふね!!
で?で? ぼくがのんだら・・・、
なんさいになるでふか??」
父さん)「くーまんが飲んだら、
生れる前になっちゃうから、
飲んだら魔法のように
消えちゃうんじゃないかぁ(笑)。」
くーまん)「えっ、あ、そんな・・・(泣)。
きえちゃうなんて、いやでふよぉ・・・
ふぇ~ん★」
母さん)「10歳ねえ。・・・それじゃあ、
あの子(東山)も、
飲んだら消えちゃうわねぇ・・・」
くーまん)「ひがしやまくんまでが・・・
そんなの、ぜったいいやでふぅ(泣)!
ひゃ~ん★」
父さん)「じょ、冗談だよ(汗)。
そんな怖い魔法は掛かっていないよ。
この魔法は、10歳以下の小さい子には
効かないことになっているから、
心配しないで(汗)。」
くーまん)「ぐすん、ぐすん・・・
ふっ、ふーん。 10歳なんでふねぇ。
それじゃあ、
ひがしやまくんのおにいちゃんがのんだら
2さいになっちゃうんでふね・・・!?」
父さん)「う・・・、そっ、それは・・・」
母さん)「ふふふっ。 お父さんの負けよ!
親子でくーまんをからかうんじゃありません。」
くーまん)「親子で? どういうこと??」
○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○
キキィー、・・・カシャン☆
東山)「たっ、ただいま~・・・」
父さん)「おぅ、おかえり。
なんでも、
魔法が解けてお菓子のお家が
砂糖になってしまったそうじゃないかぁ。
そりゃー、残念だったなぁ!」
東山)「そっ、そんなことあるわけ・・・!?」
☆キラキラキラキラ☆
東山)「(うっ、くーまんが僕を見つめる
純粋な眼差しが、こ、怖い・・・。)」
母さん)「さあ、届くはずだったお菓子のお家、
作ってあげるんでしょ??
さっ、今から今から!!
頑張ってね☆」
くーまん)「ひがしやまくん、ありがとうでふ!
ぼく、たのしみにしているでふよ♪」
東山)「・・・で、でもぉ、
僕、まだ夏休みの宿題が終わってないしぃ・・・」
父さん)「それは初耳だな!
それはそれ、これはこれ!
まあ、頑張れ!!
安心しろ、作成過程の様子は
俺がしっかり写真に収めてやるから♪」
☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆
・・・結局、僕はお菓子のお家を作ることになった。
作っている途中で、屋根の材料が足りないことが分かり
再度買い出しに。 屋根は、バタークッキーにしました。
カメラマンにいろいろうるさく言われながらも
とりあえず形にしました・・・
出来上がったお家の写真をとるやいなや
くーまんがお家に飛びつき、10分で完食。
製作に2日半かかったんだけど・・・(泣)。
さあ、2学期まで待ったなしとなったこのタイミングで
厄介だと思っていた自由研究は、
父の撮りまくった写真のお陰で
意外と早く片付いた。
夏休みの自由研究が
「お菓子のお家作り」・・・。
季節がいまいちミスマッチ?!
せめて、冬休みだったらよかったのに・・・
しかし、このお菓子のお家、
実物がないことでだいぶプッシュは弱かったものの
後日、意外に
クラスメイトからは好評を博すことになる・・・
嘘から出た誠
―――そうさせようとする外郭団体(?)の存在と
その圧力をひしひしと感じた出来事だった―――。
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