2008/12/30 00:00:43
下の作文がなかなか終わりません(^-^;)
その続きをこちらへ書き始めました。
下の記事と同様、
こちらも少しずつ内容が増殖されていく予定(笑)。
【追記】
しっかりした筋書きがない状態で
右往左往する話の成行き。
折角Qきちさんにご提案いただきました
“私”=「青子」または「蘭」についてですが、
「蘭」を当てはめるのは、難しくなってきました(^-^;)
「青子」を当てはめると、すごくしっくり来る??!
書きながら思うことは、
書き進めれば進めるほど、
お腹立ちになられる方を増やしてしまわないかということ。
とても心配です。
まず、ここでお詫び申し上げますm(_ _)m
・・・
その続きをこちらへ書き始めました。
下の記事と同様、
こちらも少しずつ内容が増殖されていく予定(笑)。
【追記】
しっかりした筋書きがない状態で
右往左往する話の成行き。
折角Qきちさんにご提案いただきました
“私”=「青子」または「蘭」についてですが、
「蘭」を当てはめるのは、難しくなってきました(^-^;)
「青子」を当てはめると、すごくしっくり来る??!
書きながら思うことは、
書き進めれば進めるほど、
お腹立ちになられる方を増やしてしまわないかということ。
とても心配です。
まず、ここでお詫び申し上げますm(_ _)m
☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・
降り始めはあられだったのが、
降り始めはあられだったのが、
後に大粒のぼたん雪に変わった。
30分もしないうちに、
街はお化粧をしたみたいに
真っ白になっていく。
私は、まだビルの屋上にいた。
膝を折り、脚を抱え込むようにして
東都タワーを眺めていた。
緑色に輝く“もみの木”に雪が降り積もる。
心なしかウキウキした気持ちで
その様子を眺めていた…
「彼」とは、ついさっき別れた。
背中がまだ温かい。
雪化粧をしたもみの木へ
飛び立つ彼を見届け―――…
さあ、私にも飛び立つ時が来た。
「よっ!」
両腕を前に伸ばし、勢いに乗って立ち上がる。
『チャリン リン リン…』
ん? 何かが落ちた??
後ろを振り返ると、私が持ってきていたポシェットが。
そして、その上に置き手紙。
その傍らに、クリスマスカラーの大きなリボンがついたベルが落ちていた。
そのベルは、どうやら私の肩に乗っていたようで…
『リン♪ リン♪ リーン♪』
拾い上げたベルを耳元で鳴らしてみる。
「可愛い♪ ありがとう…、私のサンタさん…」
置き手紙を拾い上げ、そっと、封筒を開ける。
二つ折りにされた、白いカードを開いてみると
インクで書かれたメッセージがそこに…
今宵、あなたと巡り合わせてくれた
主に
感謝の意を述べてまいります。
もみの木が輝く日に
またここで…
「大丈夫? 『大切な人』との約束は…?」
思わず笑いがこみ上げる。 真に受けてしまっていいのかな?
もし、…もし本当に再会が叶うなら
今度は…、私がケーキを持っていく番。
美味しいケーキの焼き方を
今から練習しなくっちゃ。
☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・
現在、6時15分。
ばっちり電車が走ってる。
とりあえず、家に帰ろう。
しかし、この格好で電車に乗るのは、
…少し勇気がいるね。あははっ♪
電車の窓越しから見える外の景色に、
金色の朝日が走り始めた。
雪が朝日をはじいて、心の奥底まで照らしてくれるよう。
うっとりと眺めていると、
ふと斜め前に座る中年男性が読んでいる新聞に
目が釘付けになった。
目が釘付けになった。
ついさっきまで一緒にいた「彼」が
一面のトップ記事に載っているのですから!!
日頃、新聞なんか読まない私が、
途中下車して新聞を購入。
入試の合格発表を見るよりドキドキする。
書かれている記事を順番に丁寧に読み進める。
「彼」が世の中でどう呼ばれているのか、
昨日したという「仕事」というのが
一体どんなことだったのか…。
『平成のルパン』、『月下の奇術師』とも異名を持ち、
ビッグジュエルを狙う大怪盗…。
高校生探偵、白馬探との一騎打ちで
左腕を負傷…か…?!
全く気付かなかった…
そんな腕で私を―――…
いや、断定的な表現ではない。
もしかして、無事でいてくれた??
いやいや、さっきまで一緒にいた「彼」は
世の中を騒がせている大怪盗とは
別の人だったのかもしれない…
あーーーーー! 頭の中は、大混乱である。
・・・
心も身体もへとへとになって家に辿り着くと
間髪いれずに母からのお説教の時間が始まった。
「今までどこに行っていたの?」
「誰と一緒だったの??」
そうか、私の行動はこんなにも母を心配させてしまっていたのか…
お母さん、本当にごめんね。
心の中では素直になれるのに、それが上手く表に出せない。
「終電に間に合わなくて、電車の時間まで、待ってた。」
そう答えると、
「電話してこなきゃ、駄目じゃない!
それに、待ってるなら、歩いてきた方が早いでしょ?
本当に、心配したんだから…」
母の中に“タクシーで帰ってくる”という選択肢はないのね…
まあ、いいか。 慎ましく生活する母らしいお答え(笑)。
ここからは、母と娘の掛け合い。
「今から、学校へ行ってくる。」
「へっ? 22日が終業式だったでしょう?」
「今日は部活!!」
「来年は大学受験が控えているんだから、勉強もやらなきゃだめよ!」
「分かってるって。」
「…っということで、朝ごはんお願いします♪」
「はいはい、そういうことだけはしっかりしてるのね。」
今日は午前中に部活、午後からクリスマス会♪
うちの学校は、
生徒会が中心で企画するクリスマス会が文化祭級の賑わいになる。
生徒会が中心で企画するクリスマス会が文化祭級の賑わいになる。
実行委員は文化祭の頃からいそいそと計画を練り上げている。
まぁ、私は参加するだけなので気楽でいいのだが。
実行委員の人たちは、忙しい時期が期末テストと重なるため、
血道を上げている人ほど、クリスマス会当日の顔色が悪い(笑)。
さて、今年はこの会がどんなはじけ方をするのか…。 楽しみである。
今朝、購入した新聞を片手に朝食を食べる。
「ちょっと、大丈夫? 全然食事が進んでいないわよ。
ろくに眠っていなくて、疲れているんでしょ?
今日の部活は休んだら、どう??」
「だっ、大丈夫。
実は昨日、漫画喫茶の個室で仮眠をとったんだ。
だから、心配ないよ。」
「ふ~ん、…一人で?」
「も、もちろんでしょ?
そうじゃなかったら、大事件じゃないっ!
ほらっ☆ このTOP記事みたいに…!!」
「あら、怪盗KIDじゃない!
懐かしいわね~…。」
「なっ、懐かしい? それ、どういうこと?
この人が事件を起こしているのは、近年に限ったことではないの?」
「ええ。 最初に彼が世の中を騒がせたのは、20年ぐらい前…。
最初はパリで名を馳せたみたい。
その後、何年も事件を起こしていたみたいだけど、
7、8年前から、パタッと名前を聞かなくなったわね。
…そう。 彼はまだ、捕まっていないのね。
怪盗を始めた頃は若いお兄さんだったかもしれないけれど、
今はもう、いい年齢のおじさんね~☆」
???
母の言葉は
私の思考をますます混乱に陥れる。
私が出会ったあの人は、多く見積もっても20代前半。
仮に、25歳だとして、20年前には
5歳ということになる。
たかが5歳の怪盗??
そんなことって、あるのかしら…
☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・
☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・
「今日、お弁当いるの??」
「いらないっ! 午後はどうせサンドイッチでも出…、
いや、サンドイッチでも買って食べるから☆」
「あら、珍しいわね。
いつもは『お昼を買うお小遣いがないから、絶対持っていく』って
うるさいのに。」
「…っき、昨日のバイト代があるから大丈夫っ!」
「あら、お世話になっている先は、
すぐにバイト代をいただけるところなのね~」
「…そっ、そうだよ。」
「そんな会社、あまり聞かないわねぇ。
ちょっと?!
いかがわしいバイトなんて、していないでしょうね?」
いかがわしいバイトなんて、していないでしょうね?」
「大丈夫っ!!
昨日はケーキの販売をお手伝いするバイトだったんだから★
昨日はケーキの販売をお手伝いするバイトだったんだから★
ちょっとは娘を信用したらどうなの??」
「17歳で“朝帰り”なんてしちゃう子に、『信用しろ』っておっしゃるの?」
「あっ、朝帰り?!」
首から上が爆発したのではないかと感じた。
きっと、顔はリンゴのように真っ赤っ赤であったことだろう。
そうか、これが“朝帰り”と言うものか。
確かに、翌日の朝に帰ってきた。
でも、
私と「彼」との間には、
特に人に言えないやましい事なんて、何も…
いや、所々に記憶が飛んでいる。
本当は、どうだったのだろう?
だんだん、心配になってきた。
でも、あんなに紳士的だった「彼」が
悪いことなんて、するはずないっ!!
しかし…、
昨日の出来事を客観的に振り返ると、
あれはあれで
十分「やましい事」だったのではないだろうか…?
頭の先から湯気が立つ思いだ。
「…っ! ヤバイ★ もう、こんな時間!!
じゃあ、行ってくるね!」
「今日は、何で行くの?」
「決まってるじゃない! 自転車で。」
「でも、今日は道路に雪が積もっているのよ?
今日は、バスにしたら??」
「あっ、そうか! 忘れてた★
今からダッシュで行けば、間に合うかな??
じゃっ、行ってくるね!」
「ちょっと、何しに行くのよ?
ラケット、忘れていってるわよ!!」
「ん…、あっ! ありがとう!! 行ってきま~す☆」
☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・
☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・
バス停では、人が数珠繋ぎとなって
どこまでも続いている。
先頭から順番に最後尾に向けて歩を進めていくと、
角を曲がった先で、ようやく最後に並ぶ人に出くわすことができた。
「ふわぁ~…。 やっぱり眠い。」
並んでいる間は、特に何もすることもない。
緊張の糸が途切れて、額の辺りがフワフワとしてくる。
そこへ、慎重に走ってきたバスが、たくさんの人に出迎えられる。
バスの扉の中へ、人がリズムよく吸い込まれていく。
遠目から見て、
まるで掃除機のようだと思いながら、
朦朧とした頭でその様子を見ている。
きっと自分もその中に吸い込まれていくのだろう…
そう思ったのもつかの間、
私の3人前の人で、その動きが止まった。
バスはもう、満員…?
お腹がいっぱいになってよかったね~。いってらっしゃ~い。
バスの後ろ姿を見送る。
さて、次はいつ来るのか?
もう、部活の開始時刻には間に合わないかもしれない…
まぁ、いいかぁ。
身体は、今から運動をしに行くことを嫌がっていた。
私の身体よ、もう遅い。
午後からは、まったりモードなんだから
午後からは、まったりモードなんだから
頑張らなかんよ。 それに、
運動した方が、すっきりするはず…
思ったよりも早く、次のバスがやってきた。
雪でバスのダイヤが狂ってしまったのだろう。
これから、約30分は
温かい箱の中。
これは、絶対寝るな…。
乗り過ごさないようにだけ、気を付けないと…。
ラッシュのピークは過ぎていたようで、
自分の後ろには誰もいない。
バスに乗り込むと、
すでに今までのバス停でたくさんの人が乗車していた。
釣革につかまって、30分間、揺られることになった。
走り出して10分ほど立った。
バスは2、3分おきに停車し、人を拾う。
乗り合わせた人が知り合い同士だと
会話も弾むようで、何組かのグループの会話が
いろいろな方向から聞こえてくる。
ホワイトクリスマスになったこと、
昨日のクリスマスパーティーであったこと、
そして、最近活動を復活させた大泥棒さんが
イヴの夜に合わせて、世間を騒がせたこと…。
イヴの夜に合わせて、世間を騒がせたこと…。
全てのことが人ごとのように
耳元から遠ざかっていこうとしたその瞬間、
耳元から遠ざかっていこうとしたその瞬間、
慎重に走っていたはずのバスが、急ブレーキを踏む。
「うっ、わぁ!」
全く不意に背中を押されたよう。
進行方向へ、上半身が振り飛ばされる。
いつもなら、ここで一歩
足が出るのであるが、
今日は、足を出すような余地もない。
また、反応できるほど、身体が起きていなかった…
『ドンッ!』
右肩から、隣りの人に思い切りぶつかってしまった。
その瞬間、鈍い声がしたような気がした。
「キャッ★ ごっ、ごめんなさい!
大丈夫ですか??」
右に目をやると、
黒い学ランの詰襟が見えた。
どうやら、ぶつかってしまったのは男子生徒のよう。
女性や年下の子ども、そしてお年寄りにぶつかったのではないということが分かると
ちょっと安心する。
ぎゅうぎゅう詰めの車内、首を上にもたげるのでさえ
恐縮されるような混みようだったので、
視線を合わせず、会釈と声だけで謝ることにした。
すると、意外な声が返ってくる。
「おっ? 大地じゃないか。」
聞き覚えのある声…
改めて詰襟を見てみると、自分の通う高校の校章が光っていた。
???
あご先を上に向けると、
よく知った顔が
何とも無邪気に微笑んでいる。
「あ゛っ、黒羽じゃん。」
小学校時代、隣りの学校に通っていたコイツとは
中学校からの顔なじみ。
中1、中2と同じクラスで
顔を付き合わせると、
ついつい私が男子生徒になったかのようなノリで話してしまう。
ついつい私が男子生徒になったかのようなノリで話してしまう。
私は基本的に異性とは話をしない。
しかし、コイツは例外。
やけにオープンな雰囲気で話し掛けてくるので、
こっちもガサガサと返事をしてしまう。
「珍しいな。 お前がバスに乗ってるなんて!」
「何言ってるの? その言葉、そっくりそのまま返してやるっ!」
私もコイツも
十何Kmもの道のりを自転車通学しているのだ。
「あぁ~あ。 今日は黒羽が必死で自転車こいでるところを
バスの車窓から優雅に眺めていられると思ったのに、
残ね~ん☆」
「そうだよなっ! そう言うお前こそ、いつも必死だからなぁ。
家を出るのがギリギリで、 毎朝が鬼気迫る感じだもんなぁ。」
「えぇい、うるさいっ! 黒羽こそ、そんな私に路上で出くわすなんて、
余裕をかましてるじゃん。」
「そう、俺は大丈夫!
今まで無遅刻無欠席♪
1階の階段の途中でチャイムの音を聞く、
お前とは違うんだよん♪」
だーーっ! 悔しい。
コイツはいつも、私の後ろから走ってきて、
私を悠々と追い越していく。
女の子には、絶対に抜かれない自信があるのに。
男子は男子でも、コイツに負けるのは自分で自分が許せない。
いつか、何かで見返してやりたい―――。
「今日はこんな朝っぱらから、学校か?
お前、実行委員だっけ??」
「違うよ! 部活っ!!
今日は、午後からのお楽しみがあるから、
朝から頑張るんだもん♪」
「へ~。 中学の頃から思ってたけど、
一番似合わないスポーツなんじゃねぇ、テニスって??
お前の性格だと、剣道とか、柔道とか…」
「何?! もう一回言ってみなさいよぉ!?」
「ケケケッ♪ 振り回すべき物を、間違えたんだよっ☆」
『ガツンッ★』
「うっ…!! お前、今、わざとやりやがったな?!」
「あ~ら、ごめんなさい♪
振り回すべき“場所”を、間違えてしまったようですわ☆」
さあ、来るぞ来るぞ。 次はどんな言葉が返ってくるのか…
…っと思って待っているが、その“間”はそのままスルーされてしまった。
え゛ーー! らしくないじゃん? と思い、
ヤツの顔を見上げると、しかめっ面で窓の外を見ている。
左腕を右手で押さえ、こめかみに
うっすら汗をにじませて…。
車内が暑い??
?!
いや、もしかして、やりすぎちゃった?
凄く痛かったのかな…
次の瞬間、気付いたら私は
ヤツの左腕をつかんでいた。
「痛っ…!」
えっ?! もしかして、怪我してる?!
「…ねっ、ねぇ? もしかして、腕を…怪我してるの??」
一瞬、空気が凍る。
図星・・・、だったのか??
一瞬、空気が凍る。
図星・・・、だったのか??
「…そっ、そんな目で見るなよ。
大丈夫だって!
お前の一太刀ぐらいでくたばる俺じゃねぇぜ?」
「へっ?!」
気付いたら、ヤツの目を
覗き込むようにじっと見詰めてた…
覗き込むようにじっと見詰めてた…
『ガタンッ★』
「うきゃっ!」
『ドンッ★』
「あああああーーーっ!」
「ごっ、ごめん…。」
「おいっ、このペースで行くと、
さすがに俺も危ない…。
だいたいお前、右利きなのに
なんで荷物を右肩にかけてるんだよ。
スポーツをする者、利き腕をかばって
荷物は利き腕とは反対の肩に背負うもんだろ、普通っ!!」
「えっ? そうなの??」
「『そうなの?』じゃない!
特にこのラケット!!
さっきからガンガン当たって痛いんだよっ★」
「全然気付かなくて、ごっ、ごめん…。」
ぎゅうぎゅうの車内で、荷物を持ちかえることに。
この会話を聞いていた私の左隣の女性が、
少し左に寄ってくれた。
笑顔で会釈し、行動開始。
空けてもらったスペースに身を寄せて
左手で荷物を持ち、
今度は右側に寄って
左肩に荷物をかける。
さあ、これで文句あるまい。
ふぅ…っと息をついたちょうどその瞬間、
また、悪魔の地響きが―――
わっ、背中の荷物がさらに私の背中を押す。
『キキキーーー☆』
急ブレーキの勢いで私よりも後ろ(左側)に乗っていた人も
バランスを崩してよろける。
ドミノ倒しのように、順番に押されていく。
『ドン☆』
ヤバイッ! また性懲りもなく腕にぶつかって…
そう思った瞬間、
私の両肩と背中が
柔らかく包まれる…
「ふぅ…、ホントに。 お前といると、
命がいくつあっても足りねぇよ…」
――ドクンッ――
えっ?????????
何? この感じ。
この感じに、身に覚えがあるような…
すぐに顔を上にあげる。
すると、ヤツの鼻と目がすぐ近くにあった。
ヤツの目は、真ん丸だ。
だが、この瞬間も
頭の側頭部がチクチクするような感覚の後、
気が遠くなるような気がした。
私の身体が、化学反応を起こしている?!
目の前が急に真っ白になった気がして、
ガックリと首を前にもたげる。
「へへんだ! 俺様がお前なんかに四度も切られてたまるかよ…。
って、おいおい! いつまで俺に寄りかかっているつもりだよ?!
俺にもたれかかったまま、寝るなよっ!?」
「…ごめん、何だか…気持ち悪い…」
「ちょっと待てっ! 俺の学ランに戻すなよ☆」
「うん、…このまま数十秒…動かなければ…大丈夫。」
「はっ? じゃあ、今動かしたらどうなるんだよ?!」
「即、戻すかも…」
「わっ、分かった(汗)。
しかし、日頃バスに乗らないからって
たかが30分揺られたぐらいで車酔いだなんて
ホントにお子ちゃまだな、お前って★」
「面目ない…。 さらに…
昨日、ほとんど寝てない…から、
しかし、日頃バスに乗らないからって
たかが30分揺られたぐらいで車酔いだなんて
ホントにお子ちゃまだな、お前って★」
「面目ない…。 さらに…
昨日、ほとんど寝てない…から、
頭が…クラクラする…。」
「何だよ、それ。
そんなこと言ったら、俺だって…。
ふわぁ~…。
ん??」
ん??」
「…、スゥ―――…」
「だーーーーかぁらぁ、寝るなって☆」
☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・
☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・
「…、ぉぃ、おい、起きろ! おいったら!!!」
「う゛っ、う゛っ、う゛う゛う゛ぅーーー☆
おっ、溺れるぅ。」
「…お前、どんな夢を見てんだよ?!」
「はぁ、はぁ…。
? ここ、どこ??」
「何とぼけたことを言ってるんだよ!!?
バス停! 降りるぞっ!!!」
気付いたら、黒羽に鼻をつままれていた。
溺れて息ができない夢の正体は、これである。
『フフフッ…』
どこからか笑い声が聞こえる。
車中で、すっかり漫才を演じてしまったようだ。
シュンとしていると、
ヤツにコートの襟を捕まれる。
いつの間にか、すっかり飼い猫状態…
しかし、…どうしてだろうか?
ヤツとこうやって話すのは、
2年振り。
こんなに短時間に
心の距離が縮まってしまうのは…?
ヤツに何か
特別な力があるから、なのであろうか?
それとも…。
特別な力があるから、なのであろうか?
それとも…。
PR
【うわお!】
なんかなんか好きですー♪♪
東山さんのオリジナルですからー!!
私の戯れ言に惑わされないでー!!
とりあえず今日はご挨拶だけ!
今年はいろいろとお世話になりました!
もう一度あなたの吸い込まれるような瞳に見つめられたい♪
来年もどうぞよろしくお願いいたします~♪♪
よいお年を~!
東山さんのオリジナルですからー!!
私の戯れ言に惑わされないでー!!
とりあえず今日はご挨拶だけ!
今年はいろいろとお世話になりました!
もう一度あなたの吸い込まれるような瞳に見つめられたい♪
来年もどうぞよろしくお願いいたします~♪♪
よいお年を~!
Qきちさん、こんばんは(^0^)/
いつも温かいコメント、どうもありがとうございます♪
自分勝手な妄想作文にお付き合いくださり
本当にありがとうございますm(_ _)m
Qきちさんのお声掛けからパワーをいただき、
何かどんどん長くなってきちゃっております(^0^;)
「サンタさん」自体は、もう一区切りついているように思えるのに、
ノンストップで続編が続いている…?!
年明けに、この続きが書かれるかどうか…
自分自身で心配に(笑)。
まあ、いいか(^-^;)
こちらこそ、大変お世話になり
本当にありがとうございました♪
Qきちさんのお優しい笑顔に
またお会いできる機会に恵まれたら
この上ない喜びでございます(^0^)/♪
こんな僕でよろしければ
来年もどうかよろしくお願いいたします☆
よいお年をお迎えください(#^o^#)
いつも温かいコメント、どうもありがとうございます♪
自分勝手な妄想作文にお付き合いくださり
本当にありがとうございますm(_ _)m
Qきちさんのお声掛けからパワーをいただき、
何かどんどん長くなってきちゃっております(^0^;)
「サンタさん」自体は、もう一区切りついているように思えるのに、
ノンストップで続編が続いている…?!
年明けに、この続きが書かれるかどうか…
自分自身で心配に(笑)。
まあ、いいか(^-^;)
こちらこそ、大変お世話になり
本当にありがとうございました♪
Qきちさんのお優しい笑顔に
またお会いできる機会に恵まれたら
この上ない喜びでございます(^0^)/♪
こんな僕でよろしければ
来年もどうかよろしくお願いいたします☆
よいお年をお迎えください(#^o^#)
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