投薬治療という選択肢もある。
クスリに頼るのは悪いこと?――「抗うつ薬」の効用と限界
――「うつ」にまつわる誤解 その(10)
http://diamond.jp/series/izumiya/10010/?page=3
<引用>
脳内物質のアンバランスが、
「うつ」の「原因」なのか?
さて、先ほども触れた脳内物質のアンバランスが「うつ」の原因であるという説について、ここで1つだけどうしても論じておかなければならないことがあります。それは、脳内物質のアンバランスを「うつ」の原因と言って良いのだろうかという問題です。
確かに、脳化学的な研究や薬理学的な研究では、そのような「アンバランス」が確認もしくは想定されるでしょう。しかし、これはあくまで現段階の科学で観察され得る物質レベルの「現象」に過ぎず、正確に言えば「中間現象」に過ぎないのではないかと思うのです。「うつ病」や「うつ状態」は、決して先天性疾患ではありませんから、なぜある時までは正常に機能していたのに、急に「アンバランス」が生じたのかと考えると、その「アンバランス」をひき起した「何物か」をこそ、真に「原因」と呼ぶべきではないだろうかと私は考えるのです。
ですから、「アンバランス」を薬物療法によって整える作業は、厳密に言えば「うつ」という状態に対しての対症療法なのであって、「うつ」をひき起こした何らかの根源に対する根治療法とは言えないわけです。
この真の原因としての「何物か」は、第4回でも触れましたが、その人の生き方に関わる深い次元での見直しを迫るメッセージを含んでいるもので、各人各様の内容を負ったものと考えられます。
その次元に向けてアプローチを行なって根本的解決を目指す精神療法と、症状を軽減して療養しやすくすることで治癒力の発現を助ける薬物療法とを、それぞれの目的と限界を把握したうえで、病態や状態に合わせて上手に活用することが治療として大切なスタンスだろうと思います。
ですから、「クスリさえ飲んでいれば良い」という考え方も「クスリには意味がない」という意見も、いずれも偏った認識なのであり、そのような極論に振り回されてしまうことは危険なことだと言えるでしょう。
(以上、引用終わり。)「その人の生き方に関わる深い次元での
見直しを迫るメッセージを含んでいるもの」か・・・。
重たい。
前々から「変わりたい」と思ってきたし、
周りからも「変われ!」といわれ続けてきた。
でも、「どう変わればよいか」がつかめないでいた。
周りの人は口々にアドバイスをしてくださるが
それを僕は飲み込めないでいたのだ。
それに対して、
柔軟性が足りないとか
頭が固いだとか
言われ続けてきた。
本当に心から「そうだ!」と思い
納得しないと
動けない質なのだ。
もっと言うと、骨身に染みるまで失敗しないと
方向性を変えられない。
そんな馬鹿な性格なのである。
周りの人に
自分のやり方を温かく見守ってもらえるかどうかは
まず
周りの人にそれほど迷惑をかけない範囲で
活動できているかどうかにかかわってくると思う。
さらに欲を言うと、
周りの方へちょっとでいいから協力をしつつ
いざというときに助けてもらえるという関係が
成り立っていることが大切。
今、その関係が成り立っておらず
周りからの目も冷ややかだ。
自分のことをおおむね自立して行えるようになり
自分のやっていることで周りの方にそれほど迷惑をかけずに済み、
さらにお互いに対等の協力関係を保ちつつやっていく。
ある意味、社会的には当たり前と思えるその状態が
できるようになれば、
のびのびと自分のやりたいことができるようになると思われる。
要は、環境整備。
それが整えば、自分は変われる・・・のではないか??