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インターネットショップで
初めて買い物してみました♪

お支払いは、コンビニで☆

△▽△▼△▽△▼△▽△▼△▽△▼△▽△▼△▽

くーまん)「何を買ったでふか??」

東山)「くーまんの後ろにある、甘くておいしいものだよ♪」

くーまん)「(もしかして、おかしのおうち!?)
      それは、いいでふね☆
      ぼくにもちょーだいでふ♪」

東山)「もちろんだよ!
    もしよかったら、ぜーんぶくーまんに
    あげるよ。」

くーまん)「ほんとうでふか!!
      ありがとうでふ♪」

配達の人)「ピンポーン♪
       お届け物でーす。」

東山)「はーい☆ ご苦労様です!」

配達の人)「こちらに認印を・・・、
       では、ありがとうございましたぁ。」

東山)「ありがとうございました!!」

くーまん)「すごくはやいでふね♪
      このはこのなかに、あまくておいしいものが・・・。
      はやくあけようでふ!!」

東山)「待って待って!
    お母さんが、『私が帰ってくるまで開けちゃ駄目よ!』って
    言っていたから、
    お母さんが帰ってくるまで駄目だよ!!」

くーまん)「そんなぁ・・・」

グゥ~

くーまん)「(おかあさんは、いま
       おかいものにいっているでふね。
       ひがしやまくんのおかあさんは
       おかいものがながいから、
       まだまだかえってこないでふ・・・
       ああ、おなかがすいたでふ。
       このなかには
       あま~い、あま~い、おいしいものが
       はいっているというでふに、
       たべられないなんて・・・!!
       おかしのおうち・・・、
       きっと、
       ちょこれいとのどあに
       びすけっとのかべぇ・・・
       みんな、みーんなたべたら、
       おくちのなかも、おなかのなかも
       しあわせいっぱいでふ♪)」

くーまん)「ねえ、ひがしやまくん、
      おかしのおうちって、なにでできているでふかねぇ?
      ・・・どあは?」

東山) 「きっと、チョコレートだよ!!」

くーまん)「じゃあ、かべは??」

東山) 「ビスケットじゃない??
     窓は、きっとアメでできていると思うよ♪」                


くーまん)「もう、ぼく、まてないでふ!!
      ひがしやまくんがあけないなら、
      ぼくがあけるでふよ!!」

東山)「駄目だってば、くーまん!!」


ビリリッ!!


東山 )
くーまん)「うぁー(汗)!!」


サラサラサラ・・・


くーまん)「えっ?えっ?
      どうして??
      なかはおかしのおうちじゃなかったでふか?!」

東山)「ん?
    中に紙が・・・。」

くーまん)「おてがみでふか?
      よんでほしーでふ!」

東山)「えっとね、・・・
    『これは、よい子のための魔法のお菓子です。
    お母さんのいい付けを守って
    おりこうさんに待っていられたよい子には
    ドアがチョコレート、
    壁はビスケット、
    窓はアメ、
    ソファはどら焼、
    そして煙突からはワタアメが湧き出る
    お菓子のお家が届くでしょう。
    ・・・、しかしお母さんのいいつけが守れずに
    待っていられなかった悪い子には、
    山のような砂糖だけが届くでしょう・・・。
    その砂糖をなめれば、
    働きアリのように、
    毎日コツコツ頑張るお母さんの気持ちが
    分かるでしょうね!!』

    ・・・、だって。」

くーまん)「え~ん、え~ん★
      ぼくのおかしのおうちがぁ~・・・」

東山)「どうしよう(汗)。
    お母さんに言われていたのに・・・。
    こぼれちゃったの、何とかしなくちゃ(^-^;)」

くーまん)「そうじきがいいでふよ!
      ぼく、もってくるでふ!!」

東山)「助かるよ!よろしく☆」


ブ~~~~~ン!!


東山)「ふぅ。とりあえず、
    こぼれちゃった分は、これでよし。
    後は、袋の中に残った分・・・」

くーまん)「よいしょ、よいしょ。」

東山)「くーまん、何してるの?
    残った袋の中身、どうする気??」

くーまん)「かくしちゃうでふ!!
      みつかったら、おかあさんに
      おこられちゃうでふ(汗)。」

東山)「何言ってるの?!
    今日届くのは、お母さんも知ってるんだよ?
    それに、届くはずのものが届かなかったら、
    お母さんも不思議がるよ!
    それに、後でこの袋が見つかったら、
    もっと、もーっと、怒られるよ!!
    それでもいいの、くーまん??」

くーまん)「そっ、それはこまるでふ。
      どうすれば、いいでふかねぇ・・・」

東山)「・・・怖いけど、正直に言うしかないんじゃない?
    約束破って開けちゃったこと・・・」

くーまん「うーん、それしかないでふかねぇ・・・」


キキィー、・・・カシャン


くーまん「あっ!おかあさんのじてんしゃのおとでふ☆
     どうしようでふ、どうしようで・・・」

母さん)「ただいま~!
     ああ、暑い暑い☆」

タッタッタッタ・・・

くーまん)「お母さん、りょうてににもつ
      おもたそうでふ。
      それに、汗びっしょり・・・」

東山)「今日の晩御飯のために、
    お野菜やお肉を買ってきてくれたんだよ。
    暑い中、自転車で行くから、
    大変なんだろうね・・・。」

母さん)「ジュースやお菓子も買ってきたよ!
     おやつにしましょうね♪」

くーまん)「あっ・・・」

東山)「・・・うっ、うん・・・」

母さん)「あっ、そういえば
     届いた?」

東山)「そっ、そのことなんだけど、
    実はね、・・・その・・・
    約束破って開けちゃったんだ・・・」

母さん)「えぇ、あれほど言ったじゃない!」

くーまん)「ぼっ、ぼくがいけないでふ!
      ぼくがふくろをやぶっちゃったでふ!!
      ひがしやまくんは、だめだっていってたでふ!!!
      でも、ぼく・・・、おかしのおうち、
      はやくたべたかったでふ!
      だからあけちゃったでふ!
      ほんとうに、ごめんなさいでふ・・・」

母さん)「おかしの、お家・・・??」

くーまん)「よいこにだけとどく、おかしのおうちでふ。
      でも、くーまんがおかあさんのいいつけを
      まもらなかったから、
      おさとうになっちゃったでふ。
      くーまん、ほんとうにいけないことしたでふ!
      くーまん、どうしたら・・・」

母さん)「本当に!待てないなんて、いけない子ね!!
     ・・・でも、よく正直に言えたね☆
     それが、とっても嬉しい!
     今回は、正直さに免じて許しちゃう♪」

くーまん)「ほっ、ほんとうでふか?
      ありがとうでふ!
      ほんとうによかったでふ!!」

母さん)「あはは☆
     安心したら、お腹がすいたでしょ?
     おやつは、何が食べたい??」

くーまん)「ちょこれいとのどあと、
      びすけっとのかべと、
      あめでできたまどと、
      ふわふわどらやきのそふぁ、
      そしてそして、もくもくわたあめが
      たべたいでふ!!」

母さん)「まあ、何て素敵なお家でしょうね!
      ねっ、東山・・・くん?!」

東山)「そっ、そうだね・・・」

母さん)「そうだ!・・・そのお家、
     東山君に作ってもらいましょう・・・!」

東山)「えっ、お、お母さん??」

母さん「今から東山君はお買いものに行ってくるから、
     その間に、お母さんがくーまんにホットケーキでも
     作ってあげましょうね♪」

東山)「え~!僕もホットケーキ、食べたいよぅ。」

母さん)「いい?
     今すぐ、ドアの材料になるチョコレート、
     壁の材料になるビスケット、
     窓になる飴、
     ソファーになるどら焼、
     そして、煙突から出てくるわたあめ、
     買ってらっしゃいね!!!」

東山)「そっ、そんなに?!」

母さん)「・・・、いいわね??」

東山)「はっ、はい(汗)。
    了解いたしましたぁ!!」


シャ―――――!!!


◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆

父さん)「おう、ただいま!
     頼んでおいた例のやつ、
     届いているか??」

くーまん)「(えー!!
      おかしのおうちをたのんだのって、
      おとうさんだったでふか?!
      おとうさん、いがいにメルヘン?!!
      ・・・って、ちがうちがう☆
      これはたいへんなことになったでふ・・・!!
      おこられたら、すっごくこわそうでふよ(泣)。)」

母さん)「ええ。でも・・・」

ズルズルズル・・・
   ズルズルズル・・・

父さん)「ん?何の音だ??」

くーまん)「はっ!!」
※くーまん、隠ぺい工作2回目。そして、失敗に終わる・・・

父さん)「あっ。それだな。」

母さん)「くーまん、持って来てくれたの?
     ありがとう。」

くーまん)「・・・そっ、そうでふぅ・・・
      もってきてあげたでふよ・・・。
      どどどっ、どうぞでふぅ。」

父さん)「ん??・・・、これ・・・」

くーまん)「あぁーーー!!
      おとうさん、ごめんなさいでふ!!
      おとうさんがちゅうもんしたおかしのおうち、
      おさとうにしちゃったのは、ぼくなんでふよ(泣)。
      ひがしやまくんに、あけちゃだめっていわれたのに
      ふくろをあけちゃったから、
      まほうがとけちゃったでふ!
      ・・・ほっ、ほんとうにごめんなさいでふ★」

父さん)「お菓子のお家・・・??
     魔法が解けた!?
     わははははっ!!!
     約束が守れなくて、
     お菓子のお家が崩れちゃったのか!?
     それは、残念だったなぁ!!」

くーまん)「わらいごとじゃないでふ!!
      ぼくはしんけんにあやまってるでふよぉ!!!」

父さん)「おぅ、おぅ、それはすまないな。
     でも、安心していいぞ!!
     この砂糖は、
     これで十分、魔法の粉なんだから☆」

くーまん)「??? どういうことでふか??」

父さん)「これはな、『ト○ハロース』っていう
     砂糖の一種でな、
     これを飲むと、新陳代謝がよくなって
     若返り効果があるんだよ!」

くーまん)「しんちん・・・?? なんでふか?」

父さん)「う~ん、もっと噛み砕いて言うとだなぁ、
     『体が早いスピードで生まれ変わって
     10歳若くなるのさ!」
※ただし、効果に個人差があります・・・

くーまん)「!! それは、すごいでふね☆」

母さん)「へぇ~! それは初耳だわ☆
     私が飲んだら、ピチピチの20代だわねぇ。」

くーまん)「それは、いいでふね!!
      で?で? ぼくがのんだら・・・、
      なんさいになるでふか??」

父さん)「くーまんが飲んだら、
     生れる前になっちゃうから、
     飲んだら魔法のように
     消えちゃうんじゃないかぁ(笑)。」

くーまん)「えっ、あ、そんな・・・(泣)。
      きえちゃうなんて、いやでふよぉ・・・
      ふぇ~ん★」


母さん)「10歳ねえ。・・・それじゃあ、
     あの子(東山)も、
     飲んだら消えちゃうわねぇ・・・」

くーまん)「ひがしやまくんまでが・・・
      そんなの、ぜったいいやでふぅ(泣)!
      ひゃ~ん★」


父さん)「じょ、冗談だよ(汗)。
     そんな怖い魔法は掛かっていないよ。
     この魔法は、10歳以下の小さい子には
     効かないことになっているから、
     心配しないで(汗)。」

くーまん)「ぐすん、ぐすん・・・
      ふっ、ふーん。 10歳なんでふねぇ。
      それじゃあ、
      ひがしやまくんのおにいちゃんがのんだら
      2さいになっちゃうんでふね・・・!?」

父さん)「う・・・、そっ、それは・・・」

母さん)「ふふふっ。 お父さんの負けよ!
     親子でくーまんをからかうんじゃありません。」

くーまん)「親子で? どういうこと??」

○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○●○○     

キキィー、・・・カシャン
           
東山)「たっ、ただいま~・・・」

父さん)「おぅ、おかえり。
     なんでも、
     魔法が解けてお菓子のお家が
     砂糖になってしまったそうじゃないかぁ。
     そりゃー、残念だったなぁ!」

東山)「そっ、そんなことあるわけ・・・!?」


☆キラキラキラキラ☆


東山)「(うっ、くーまんが僕を見つめる
     純粋な眼差しが、こ、怖い・・・。)」

母さん)「さあ、届くはずだったお菓子のお家、
     作ってあげるんでしょ??
     さっ、今から今から!!
     頑張ってね☆」

くーまん)「ひがしやまくん、ありがとうでふ!
      ぼく、たのしみにしているでふよ♪」   

東山)「・・・で、でもぉ、
    僕、まだ夏休みの宿題が終わってないしぃ・・・」

父さん)「それは初耳だな! 
     それはそれ、これはこれ!
     まあ、頑張れ!!
     安心しろ、作成過程の様子は
     俺がしっかり写真に収めてやるから♪」

☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆

・・・結局、僕はお菓子のお家を作ることになった。
作っている途中で、屋根の材料が足りないことが分かり
再度買い出しに。 屋根は、バタークッキーにしました。
カメラマンにいろいろうるさく言われながらも
とりあえず形にしました・・・

出来上がったお家の写真をとるやいなや
くーまんがお家に飛びつき、10分で完食。
製作に2日半かかったんだけど・・・(泣)。

さあ、2学期まで待ったなしとなったこのタイミングで
厄介だと思っていた自由研究は、
父の撮りまくった写真のお陰で
意外と早く片付いた。
夏休みの自由研究が
「お菓子のお家作り」・・・。
季節がいまいちミスマッチ?!
せめて、冬休みだったらよかったのに・・・

しかし、このお菓子のお家、
実物がないことでだいぶプッシュは弱かったものの
後日、意外に
クラスメイトからは好評を博すことになる・・・

嘘から出た誠
―――そうさせようとする外郭団体(?)の存在と
その圧力をひしひしと感じた出来事だった―――。

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くーまんは「ぼく」なんて一人称使わないから。
ご高評、ありがとうございますm(_ _)m

ところで、携帯のくーまんが3月から春モードになり、
嬉しい限りです。
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HN:
東山
性別:
非公開
自己紹介:
海月くらげさんにプレゼントしていただいたイラストです。
「リコーダーで音を外す学ラン新一」
ぼくのキャラにぴったりです(笑)。
ありがとうございます!!